インドネシア言いたい放題 

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即身成仏ついて(2月末 1998年)

最近の相場はそう言う意味では(どう言う意味?)非常に落ち着いていると言えよう。どこにも行かない状態である。先般 ニューヨークのトレーダーと電話で話していた時、同じ事を言われた。 ”最近のドル/ルピアは落ち着いているね、良かっ たね”。 ”ジャカルタの金融機関も静かになったね”。個人的には、「ま〜....」としか言えない。でも、腹の中では、「そんな 訳はない。これはおかしい」と思う。特に、最近のジャカルタの銀行は静かになったと言う事に関しては、クレジットラインが相当カットされたので、逆にドルが欲しくても買えない状態が続いているのだ。つまり、海外の連中はインドネシアとは取引をしていないので、この様な静かな相場展開になるのだ。だからジャカルタ発のドル買い・ルピア売りが激減しているのだ。一方では、海外の連中は今迄通り取引をしているのだが、スハルト大統領が公式に固定相場制を辞めたと言い切れないので、「まだやるのかな.....」と言う感じになる。これでは我々ディーラーはどちらにもポジションを張れない。優柔不断な人には「優柔不断で対抗」するのだ。恐くてポジションなんか張れない、張ったら切られたでは困る。お父さんはこの事態でも何とか私腹を肥やす方向で検討している。世界から総スカンもたまらない。でも外貨準備高を全部自分の懐に入れたい衝動に駆られる。クリキントンは睨んでいるし、最近市民も冷たい、さ〜困った。

暴れん坊将軍を静めるには、CBSを早く導入して早死してもらうと言う意見も聞くが、最近自分でもその様に思うようになっ た。どうせ先はあまり長くないので、いつか50,000の時代が到来する。今固定制にして、外貨準備高が無くなり、即身成仏してもらうと言う事も考えられる。少々過激ではあるが、全国一揆が起きれば後退 ⇒ 後任が大統領 ⇒ 同じ事が起きる ⇒ また一揆 ⇒ .... と脱皮されるので、最後にはまともになると言う構図。確かにそれまでに多大な尽力、破壊と沢山の父さん と倒産(洒落を言っている場合ではない)があるのですが、これをしないといつまでも同じ事が起きるのではないでしょうか? この様なお考えを持っている人が少なくても一人以上は居るのは知っております。

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199882日 自由変動相場採用?

先日承認されたパリのCGI、国際追加支援融資ですが、特にぱっとしないかたちで終わりました。本来であれば、ルピアは強くなるはずでしたが、円の関連で(失業率)全く無視されました結果となりました。でも、13000前後で推移していたと言う事は、CGIのニュースのおかげでしっかりと踏み止まったと言えます。そうでなければ、もっと大変な相場展開となったで しょうね。

日本もこれで終わりでしょうかね??!!次の職は何にしようかな?




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199886日 CGI不発

先日承認されたパリのCGI、国際追加支援融資ですが、特にぱっとしないかたちで終わりました。本来であれば、ルピアは強くなるはずでしたが、円の関連で(失業率)全く無視されました結果となりました。でも、13000前後で推移していたと言う事は、CGIのニュースのおかげでしっかりと踏み止まったと言えます。そうでなければ、もっと大変な相場展開となったで しょうね。

日本もこれで終わりでしょうかね??!!次の職は何にしようかな?

どこの金融機関も接待問題でしばかれるし(ま、個人的にはまたかとしか思わない)、でもこれは市場では無視、反応せず。 流石、皆さんも良く心得ていますね。->これは皮肉でもある。今までに経験してきた事、身体に染み込んだものはそんなに早く直らないものです。だから、インドネシアもまず回復しないでしょう。インドネシアの Ginajar経済なんとか調整相は汚職、賄賂の嵐です。でも、何故かこの人は国際通貨基金とか世銀には「うけ」が良いですね.............。

政府内部では辞任説、飛ばされる説と様々ですが、内部のいざこざで しょう。これで逝ったら(失礼、こんな比喩で)、ルピアはまた売られるでしょう。そのこころは?この人は良く新聞に出ているからです。インドネシアの政府としては、前スハルト大統領に仕えていた(今でもハビビの側近かな?)何とかウイジョヨ(Widjojo)か政府の本当のご意見番らしいです。これはインドネシア人のディーラーから情報ですがね。CGIにもこの人が随行しているとの事ですし、調整相では足りないのかな..と思わせる一方で、この人は本当には信用されていないのかなとも思わせるものです。日本にいった時には、ハビビ大統領の顔に泥を塗った事で本当は良く思われていないとか。とにかく、世界に顔が売れているのでこれで市場はそのまま反応しますよ。Widjojoは殆どの人は知らないですからね。これで決まりです。

インドネシア、ブルネイ、日本、世界のどこもとっても汚職は絶対あります。堂々とするかしないかの違いだけ。インドネシアでは公然とこれがビジネス
の常識ですので、まず直らないでしょうね。商社はこれを使用するので、なおさら日本国にとっては非常に都合の良いビジネス突破口ですね。相場対比安い資金ですよ(1ルピア=100円位です)。物価比較では、コカコーラ1缶は今3200ルピア、ちょっと前は2500、経済危機の前は900ルピアとかです。日本の値段と比較して見れば良く分かります。

正直言って国際通貨基金の金もどこかでドロンパですね。米の密輸出はあるし、CPO(crude palm oil) も同じ。ドル資金を代金でもらえるので私がトレーダーだったらきっとやるでしょう。倫理観とかは抜きにして、商売人だったらやるのではないでしょうか。Subsidise(補助金)再開、BULOG(食料庁)からの安い商品の提供、そらきたといわんばかりで海外に売り飛ばす人が多いのはその通り。結局国際支援は国内のインドネシア人の私腹を肥す資金となる。その様な構図はすぐ連想出来ます。寧ろ当然です。 これは言い過ぎでしょうかね?ここで2年間しかいないですが、華人インドネシア人と普通以上に接する私としては、これは至極単純な現象です。自分さえ、と言う意識が非常に多い結果です。それに、この経済状況は一層そうさせるのです。

輸出価格と国内価格の差額、つまり為替相場が損益分岐点まで達しない限りこの密輸出は止まらないでしょう。でも「たち」が悪いのは、BULOGも高官もアれに参加しているので、なおさら表には出ない話でしょうね。せっかくのコメ支援もそのままトレーダーの手で逆輸出されて国内には出回らないのでは、また腹減った群集が頭に来て略奪 してもこれは当然の構図でしょう。通常であれば、これは更に経済を悪化させる要因である=やらないと言う事になるのですが、腹減って死ぬか活きるだったらまず人間心理で「盗む衝動」にかられるでしょう。物理的にお金が無い、頭も無い連中ですのでこれは始末に困る。

更にここでトレーダーの話。この間エビの養殖所が数千人の群集に襲撃されたニュース。これはmobが自分達で食べるもので襲ったものでは無く(ま、中にはそのような人もいるでしょうが)、トレーダーにお金を貰って襲ったのです。トレーダーは略奪されたエビを貰い、そのまま輸出。馬鹿儲けするのです。悪い連中はこいつらです。貧乏人にはたいした金しか渡さない。マーケットでまともに買うよりも遥かに仕入れ価格が安いわけです。軍警察もパクッた奴は射殺と厳しい行動に出ておるがが、本当の黒幕を捕まえた方が良いですよ。捕まえてもこれはまた政府高官とかの名前が出て来るので非常にばつが悪いでしょうね。だから、貧乏人とかで止まってしまう。それ以上の追求は更に格好の悪い結果になる可能性もあるのでね。

上記の事は少々大袈裟と言うか辛口口調ですが、これはファンダメンタルズ分析よりも、「国民性分析」の側面からの判断です。所詮資金を動かすのは人間、それを支えるのが制度ですので、この適当なインドネシアな国、諸制度は立派でも実際の運営がずさんなところ、政治・経済の腐敗等など。真剣みに欠けるのは、田舎に帰ってバナナの木によじ登ればなんとか食べれる、と言う感覚はいけないのです。中にはこれが出来ない人は置いといて、でもこんな感じでしょう。「何とかなる」 (これは日本人が言う感覚とは程遠い次元、レベルである事に勘違いしないように!)根性が根底にある国民ですので、真剣勝負は難しいのではないでしょうか。

統計では良く見えても、あれはMr.マリックの「数字のイリュージョン」程度にしか思っておりません。人口とか失業率が正確に分かる訳ない。何だか随分と言ってくれるではないかと思う人もいるでしょうか、冷静に考えれば相当当たっていると思います。個人的にはこの国は好きです。出来れば未だ未だ居たいです。ここに勤務していて、日本感覚で働いていると、いつも頭爆発で切れそうになった経験は皆さんにも多いはず。それは怒ってはいけないのです。日本では皆さんが勤勉、何でも保証されて制度もしっかりとしているので、釈迦力に働いて当たり前と言うところもあります。だから物価も高いのです。働いて見返りを期待出来るのでそのまま馬鹿みたいに働く。インドネシアでは、あまり要求してはいけないのです。平均寿命も50とかです。インドネシア国が釈迦力に働いて、毎日30度の環境でやってみなさい。多分40才とかで全員死んでしまうのではないかと心配です。宮沢さんはスハルト大統領よりも高齢!これもインドネシア人にはびっくりです。ある人曰く、「爺さんじゃん、近い内死なないの?」。あほ!インドネシアと日本を一緒にするなっちゅうに。でも、その感覚が重要で、認識、文化、風習、寿命も全然違うので仕方無いです。ディーリングルームで笑いの渦でした!。この経済環境でも充分に笑える位の余裕、ディーリングルームの収益も申し分無い、私はまだまだ恵まれているのです。


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国家予算と今後の経済、為替状況
(平成10年1月14日

先般発表された予算案が市場から「総スカンをくらった」事に関しては皆さんも既に知っていると思います。発表直前に付けていた相場水準は7500レベル、発表直後には9000台まで一気に暴落しました。ここまで世の中の信任を落とす内容は一体何であったのだろうか、国際通貨基金の高官からは異例の「文句」が発表されるなど、中身について簡単に触れさせて頂きます。また、ここ2日間の相場展開はルピア高、個人的には非常に信じ難い現状です。今週に発表されるであろう?IMFの査察結果、スハルト大統領からの新たな経済改革案、見直しされた予算案の発表等と、最近のバッドニュース続きだからこそ希望が見える「発表」と市場参加者には写り、8000以下でボックス圏で推移している背景がここにあります。では、個人的な意見と共に、情報を多数送付して頂いた皆さんのご意見を参考に、簡単に今後の動向を占ってみたいと思います。 

まず、16日夜に発表されたインドネシアの1998/1999予算案が市場を落胆させた事に関して、この以下述べさせて頂きます。4点に集約出来るのではないでしょうか。 

@ マレーシアやタイの様に緊縮財政がIMFなどから期待されていたにも関わらず、ルピア安の要因などもあり、前年対比で予算総額が32.1%も増加、133兆ルピアと発表された。これはまさしく積極財政。何故ならば「32.1%増加」が必要以上のインパクトを市場に与えたからです。インドネシアの国家予算の構成は、諸外国からのODAや石油・ガス等の収入のいった外貨建ての歳入が予算の中に含まれているので、かなり?「特殊」なものと聞いております。昨今のルピア通貨の下落を勘案すれば、当然予算総額は膨らみ易いものになります。とある方が分析した結果、為替の影響を除去すれば、実質の伸びは12%から13%だそうです。でも、結局は「増加」には変わりはありません。支出項目別に見ますと、人件費や公共事業は抑制気味ではありますが、石油関連への補助金や各種の行政経費の支出は伸びております。緊縮型では無いです。 

A予算策定の前提がやはり未だに甘い、楽観的である事。実質GDP成長率を4%と高めに設定している事(IMFの予想ではこれは2%)、景気がこの様に減速しているにも関わらずVAT(付加価値税)の税収が13%の伸びを予想している事です。予算策定の際の想定為替レートが「4000」をベースにしており、これは当時の市場レート7500レベルからかなり乖離していた事も大きな要素でした。一方で、これはテクニカルな要因で仕方が無かったと言う見方も当然あります。6000とか7000で作成すれば、政府のルピア安容認とも市場で勘違いされるので、ここはマリー大蔵大臣は「じっと我慢の子」で4000にしたそうです。多分かなり葛藤があったのでないでしょうか。

BIMF、世界銀行の経済支援を受け入れた時の条件に合致していないと言う不満です。今回発表された内容と当時合意されたものとは食い違いがあります。IMFの見通しではGDP1%の財政黒字を確保する事になっておりましたが、実際に発表された内容は「財政収支均衡」でした。経常収支の赤字幅もIMFが発表したものよりも大きく、決して「真面目」に検討したものとは言い難い?ものでした。でも予算案は半年かけて考えられた賜物であり、これがこの様な内容であると流石に市場からのブーイングに会うのではないでしょうか。結局努力した割には余り効果が無かったとなってしまい、私は思わず自分の大学の頃を思い出しました。スペイン語の試験に向けて数日徹夜をして勉強したものの、試験当日の朝にベッで寝てしまって遅刻をしました。これで再履修(一年間)が決定、ショックでしたが、開き直って「ただ」で一年またスペイン語が勉強出来ると考えました。今では立派に「UNO」しか言えません。

今回の相場展開で、12,000から8000以下に落ちたドル/ルピアはまさしくフリーフォールよりもバンジ−ジャンプの様です。これはドル/円相当で20円以上でしょうか。今週にはスハルト大統領が演説をし、新たな国家予算を発表する「噂」ですが、果たして数日でこの様な作業が出来るのでしょうか???。これはにわかに信じ難い事であり、多分官僚達の鉛筆なめなめで片されてしまうものと個人的には思います。この国の事ですから、多分表面的なものでしょう。 

市場では先週から、週末にSUMMERS財務副長官、IMF高官達、マハティール首相(20日頃来イ?)、ゴー首相、クリントン大統領からの叱咤?電話、橋竜からの恐喝電話?、コール首相、ハワード首相等とスハルト大統領への電話、来客は多数おります。お金もこの様に集まれば世話無いのですがね。要するに、アジア全体、世界全体が今後のインドネシア動向に注目しておりますので、さすがに心をたしょう入れ替える気持ちになっても罰は当たらないと思います。新聞では、「スハルト大統領真面目になる」とか報道されておりますが、本当でしょうか?個人的には、きっとまた出来ないと思うのですが。甘い汁を吸い過ぎた人にはこれは苦い薬の何物でもない訳ですので。それに、大統領親族・側近の事業、本人の進退問題にも関わるものですので、相当に苦しい選択を強いられる事は簡単の分かります。

個人的には、この比較的落ち着いたレベルはまた壊れて、85009500と上昇すると思われます。レバラン時期は御存知の通り、何も無くても例年通り物価は上昇します。それに追い討ちをかける様にこのインフレ率、失業率、景気停滞、倒産等など。レバランボーナスが払えない企業も続出するのではないでしょうか。3月の選挙で後任は不明、本人も後5年持つか不明、メガワティー女史の台頭(きっと大統領にはなれないが)で外部から見れば混乱が落ち着く訳が無いと見えます。3月に向けて、インドネシア国内に居住している我々の目から見ても、今年の総選挙は言ってみれば、「お祭り」。今回は大統領選挙と言う「大お祭り」に国内経済がこんな状況ですので、暴動への道は既に用意されており、一発触発と思われます。また、公的資金、IMFからの追加融資が合意されても、この経済の90%以上をたった人口僅か20%の華僑が牛耳っている事を勘案すれば、インドネシア人としては、「また華僑が助けられて、金持ちになるだけ。貧乏人はますます貧乏になるだけ」と言う叫びが心の中で騒いでいると思われます。これでは経済改革の進捗は妨げられます。又は、大きな求心力は国内からは生まれて来ない筈です。

韓国はインドネシアよりも状況がひどかった訳ですが、日本対韓国の親善サッカーでも「死んでもいいから日本を倒せ!」と言う気迫を非常に感じるのは私だけではないと思います。ここが韓国とインドネシアの「官民一体」の根本的な相違点ではないでしょうか?所詮インドネシア人と中国人は歴史的に見ても油と水ですので、国全体の求心力は弱いのです。韓国は既に大統領決定済み、債権者からのドル転がしはある程度目処ついて、後数ヶ月で取り敢えず「植物人間」から蘇生する筈です。かなり高い確率で良くなっていく筈です。インドネシアは医者を呼んでおきながら苦い薬を飲まなかったので、今度狙い撃ちされるのはインドネシアの番です。 

さて、今後の為替動向ですが、これはあくまでも個人的な見解ですので「参考程度」にして下さい。下駄を投げる感じで述べさせて頂きます。状況によってはすぐ気持ちを切り替えるのがディーラーです。言ってみれば、我々は朝令暮改の集団です。
この一時的に収まっている相場は今後2月に向けてまたドル買いになると予想されます。何故ならば、事由は上記の通り、社会不安、選挙、物価上昇などが「悪材料」です。市場センチメントは一時的に良くなっただけです。特に全く良いニュースが無いので、SUMMERSIMFなど「米国=金=ドル」と言う甘い言葉に釣られたのしょう。一日で数千ポイントも動く気違い相場なので、オフショアプレーヤーは焦って先週溜めたドルロングポジションを一旦解消しただけです。テクニカルな要因で反発しただけです(所謂様子見気分)。2月中旬には町中には何らかの形で暴動、喧嘩が発生(ま、日常茶飯事ですが)、大統領選挙と絡めてドル買いが再び台頭、一時10,000の到来。7000レベルは現在良い水準と個人的には思いますが、3月はまた「ドル借入れの返済」があるので、相場の安定はあまり見込まれません。4月からは少しづつ落ち着き、相場は50007000レベルで推移するのではないでしょうか。

しかし、経済停滞はまだまだ続くので、国内金利は未だに高止まり、1週間物、2週間物、1ヶ月物で25%30%レベルで推移するでしょう(ここに来て政府は高金利政策を意図的に実施する事は無いと予想)。一方で、倒産が相次ぐので格付け機関はインドネシアに対する見方を好転させないので、ドル投資は冷え込み、ドル金利も高留まり。オフショア金利は取り敢えず本邦(日本)金融機関の3末越資金でBIS規制に注目が行きます。J/V邦銀からのドル貸出しは急増する事は先ず無いです。外銀はカントリーリスクに注目するので非常に慎重に対応するでしょう。

この意味からも、国内ドル(外部から調達するしかない)の金利水準はまず落ちない(今と同じ位)。先物スワップ金利は当分低い水準で推移します。これは市場金市場で取れないドルを為替スワップで調達するので(B/S $)、先ず間違いなく低迷するでしょう。全体の基調はルピア安へバイアス。

多少長くなりましたが、最近皆さんからの情報、個人で感じた事、インドネシアの友人からの感想などを中心に勝手に予想させて頂きました。お先真っ暗の様に書きましたが、良い事が必ず起きる事を信じています。それが到来するまで私はこのインドネシアに勤務して、皆さんに情報を提供させて頂きます。今回の私見に関して何か感じた事、異論、反論がありましたら是非教えて下さい。宜しくお願い致します。

<おまけ>

115日は外出する際には充分注意して下さい。1974年に田中角栄は来イしたときに暴動が起きました。この年位から日本からインドネシアへの経済振興、侵攻が絡み合って発展したと噂されております。よって、この「115日」は日本人のみを標的にした嫌がらせ、投石なども予想されます。中国人も同じです。今回は経済自体が停滞しているので、そう言う意味では相手は「日本人」とか人種ではないかも知れません。取り敢えず「慎重に」と忠告を受けております。また、スハルト大統領が政権を前スカルノ大統領から奪取した時に学生運動を起こしたのも115日です。偶然かも知れませんが、「成人の日」はここでは「暴動の日」、記念すべき?日でもあります。金曜日は良く変な事が起きるので、併せて気を付けて下さい。

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